心療内科と精神科の違いは?
心療内科と精神科、「何が違うのかなぁ?」と疑問に思っている人が多いようです。実際、心療内科と精神科では同症状の治療を行うなど重複している点が多々あります。だからこそ、それぞれがどのような分野を対象にしているのかを知っておきたいものです。
心療内科は心理的要因によって身体症状が現れた、心身症の改善が治療の対象となります。従って、軽度うつ病やパニック障害、不安症などの疾患が主です。対して、精神科は統合失調症やうつ病、認知症、精神発達障害など全ての精神疾患で多岐にわたります。そのため、心療内科と精神科を併設しているクリニックもあり、お互いをカバーしながら診療されているクリニックもあるようです。
心療内科の治療法とは?
心療内科の主な治療は、薬物療法や精神(心理)療法、生活指導などがあります。薬物療法は症状の緩和や改善を目的としており、クリニックによっては漢方や東洋医学を使う所もあります。精神(心理)療法は医師やカウンセラーとの面談を通じて対話することで心理的問題を解消する目的で行われます。そして、生活指導が治療ということに疑問を感じる方もいるかもしれませんが、心身症では生活習慣の乱れが要因となって発症している場合があるため、生活スタイルを改善する事は大切な治療なのです。よって、生活指導では同じ時間に起きて同じ時間に薬を飲むなど、生活スタイルを整えるアドバイスが行われます。
クリニックによっては定期的に通って生活スタイルを改善するデイケアや、休職から復職を目指す方のためのリワークプログラムなどを行っているところもあります。
何らかの病気によって定期的な通院が必要な場合、自宅からの距離が大きなポイントになります。心療内科を梅田で受診する時は、移動の負担を減らせるように無理なく通える病院を探すことが大切です。